新野洋

Shinno Hiroshi

経歴

1979年京都府京田辺市生まれ。自然に囲まれた環境で育ち、生物に興味を持つ。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)卒業後、ウィーン美術アカデミーで学び修士号を取得。現在は京都府南山城村を拠点に制作活動を行う。

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新野洋

立体作品/「ここにも そこにも」

私は、自然豊かな土地で、植物や昆虫が持つかたちや色の美しさを日々観察しながら、作品を制作しています。
制作は、植物の採取から始まります。採取した植物を型取りし、樹脂で複製したものを、昆虫のような「いきもの」へと組み換えていきます。  
これは、空想の昆虫をつくることではなく、自然の中にひそむ“似たかたち”を見つけ出し、生き物の成り立ちや自然の不思議に目を向ける試みです。
本展示では、春からけいはんな記念公園で採取した植物をもとに制作した作品を展示しています。公園内には、山城地域に古くから息づく自然が残り、多くの生き物が暮らしています。
そんな環境の中で生まれた「いきもの」たち。観月楼にひそむその姿を、ぜひ探してみてください。

展示場所

⑦ けいはんな記念公園(水景園)