マルガサリ

〈木津川アート2018〉会場 15 恭仁小学校講堂

木津川ワヤン「エイコーン」

ガムランと影絵によるパフォーマンス

本作品は影絵劇です。ワヤンとはインドネシアの伝統的な影絵芝居のことで、ガムラン音楽の伴奏のもと、人形遣い(ダラン)がひとりで人形を操り、ストーリーを語る芸能です。題材はインドの叙事詩マハーバーラタが中心で、時事的な話題も盛り込まれます。ジャワの都であったジョグジャカルタ、ソロという街で発展したワヤンという形式を、古代の都であった恭仁京の郷、瓶原に移して、新たな形へと換骨奪胎します。「エイコーン ACORN」はドングリという意味です。英語のことわざに「大きなカシの木も、小さなどんぐりから育つ」というものがあります。6月から地域の人々、特に子どもたちとのワークショップにおいて、小さなどんぐりから始まる物語ができあがっていきました。影絵人形の大半は子供たちの作品です。その造形はありえないほどユニークで素敵です。それに触発されながら物語を紡いでゆきました。ときは明治のはじめからスタートします。それから150年近い年月を駆け抜け、未来へと続くどんぐりの木の物語です。マルガサリは、およそ半年前に、それまで全く縁のなかった瓶原に、偶然に飛来した落下傘のように着地しました。音楽、劇、人形すべてを、瓶原という土地のもっている潜在的資源から、ゼロベースで構築するというモットーだけを携えて。地元に伝わる民話や言い伝えを「つまみぐい」して作品化するのだけは避けようと、経験したことのない大スクリーンを設定しました。自らへのいましめ、負荷です。見るに見かねて多くの人たちが助けてくれました。ひょっとしたら、その細やかな挙動の数々こそが「作品」だったのかもしれません。

 

〈パフォーマンス日程〉

10(土)17(土)14時〜

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