橋本 次郎

〈木津川アート2018〉会場 19 土阪邸

「瓶原の音楽」

サウンドアート

瓶原のサウンドスケープ(音風景)を素材とした作品で、「蔵」「おくどさん」のふたつの空間から構成されています。

 

蔵では、そこに残されていた暮らしの道具や、瓶原の産業のひとつである茶=茶箱を配置しており、最小限の光のなか、瓶原で集められたサウンドスケープや、それをもとに作られた様々な音が聴こえてきます。おくどさんでは、この地を示す文字である「瓶」に着目し、そこに残されていた瓶を奏でた音を素材のひとつとして使用しています。また、「山から見るこの地が瓶のようなかたちをしていたことから瓶原となった」という言い伝えをもとに、瓶に光を当て、土壁にその影を映し出しています。このふたつの空間で、音は常に不規則に現れ、時にぶつかり、時に調和しながら時間の流れと共に変化していきます。

 

ある土地には、そこでしか聴くことの出来ない、文化や歴史、風土を背景とした象徴的な音があります。瓶原の象徴的な音とはどのようなものか。それを探すところから、この作品の制作は始まりました。春から夏の季節、瓶原では至る所で「水」の音を耳にします。鎌倉時代から流れる大井手用水路、そこから田畑へと流れる水の音、そして木津川。それは昔から変わらない、瓶原の象徴的な音のように感じます。

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