Chakky Kato

〈木津川アート2018〉会場 11 炭本光雄邸

「O-Kudo-San + Glass marimba」

インターベンションパフォーマンス

O-Kudo-San (おくどさん) とは、「 竈 (かまど) 」を意とする「くど」に敬意を表す「お」と「さん」をつけた京言葉。

近代まで普通の家では土間にかまどを設け、祭事や生活のため、煮炊きに用いてきた。

火の信仰と結びつきが深い京文化では、敬意と親しみを込めて「おくどさん」と呼んできたのである。

 

古い家屋の土間に入ると、凸凹した床と湿った土の匂いがつーんと鼻をつき、屋内全体を包み込む狭霧のような闇は、屋根裏から溶け出してくるようである。

がらんとした屋内には薄闇が一面に棚引いて 、近代建築の家屋とは違う安らぎが感じられほっとする。

昔の人々にしても、屋内が暗いことは決して苦にならなかったばかりか、むしろそこに心のよりどころを見出していたようにも思える。

 

土間の奥や納戸にはひときわ濃い霧のような闇が広がっているが、かつてそこはさまざまな家の神が祀られる「祭祀空間」でもあった。

屋内の暗がりは、人間と神々が共存する空間であることを魅せてくれる。

 

家の神々のなかで、もっとも生活にかかわりが深く、また古いと思われるのは、土間に祀られる神である。

土間には竈神、荒神、火の神、水神、福神などの土着の精霊的性格の強い神々が祀られている。

祀るといっても立派な神棚があるわけではなく、弊やお札を柱に貼ったり、榊の枝を挿したりした。

なぜなら、土間の神は充分に神になりきっておらず、神より精霊に近い存在で、特別の祭日をもたず、祠さえもないものも多いからである。

こうした、さまざまな知恵や土着と火の文化で作られた空間に私たちは共鳴する。

 

五感を刺激するこの空間で、サンドキャスティング(砂型)で作ったガラスマリンバを用いて、日常では気付かない音の関係性や異空間を感じてもらうインターベンションパフォーマンス。

 

〈パフォーマンス日程〉

3(土)13時〜

4(日) 11時〜

17(土)18(日) 10時〜

 

各日、随時公演

 

 

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